ラグジュアリーなスポーツウォッチであるヨットマスターは、本格スポーツ仕様のサブマリーナとは一線を画する。
高いステイタス性と存在感のあるデザインは、多くのセレブリティの遊び心を魅了し続けている。
ヨットマスターの魅力
ヨットやクルーザーを楽しむセレブを対象にしたモデル
ダイバーズモデルではなく、ヨットやクルーザーを楽しむセレブを対象に1992年に発表されたのがヨットマスター。サブマリーナ同様、幅分まで1分刻みの目盛りが入った逆回転防止ベゼルを搭載しているが、サブマリーナと異なるのは、目盛りが立体的なレリーフになっている点。防水性能は100m。文字盤には、ヨットマスターというモデル名のみが赤く表示されている。
もともと金無垢とコンビのみのラインナップだったが、1999年にロレジウムが加入。ベゼルとダイヤルにプラチナを使用したオールシルバー色のボディに、秒針のレッドが鮮烈な印象を与えた。ムーブメントはサブマリーナと同じCal.3135。
ヨットマスターの誕生
1950年代にサブマリーナ、エクスプローラーと、立て続けにスポーツモデルを世に送り出してきたロレックスだが、1970年代以降は既存ラインのモデルチェンジのみで、新シリーズの動きはしばらく鎮静化していた。そのロレックスに久々のニューシリーズが登場したのが1992年。バーゼルフェアでヨットマスターが華麗なデビューを飾り、ロレックス・ファンを大いに喜ばせた。
"高級スポーツウォッチ"として誕生したヨットマスターは、ゴージャスなオール金無垢仕様で、回転ベゼルが立体感を際立たせ、水深100mの防水性能を搭載していた。その後、翌年にイエローゴールドとステンレススチールのコンビネーション「ヨットマスターロレゾール」を発表。このロレゾールとは、ロレックス+SS+OR(フランス語でゴールドのこと)を合成した造語である。
さらに翌年にはレディスサイズが加わったため、メンズ、ボーイズ、レディスの3サイズが、それぞれにラインアップされるようになった。そして翌年には、全身シルバーの「ヨットマスターロレジウム」(ロレックス+SS+PLATlNUMの造語)が加わり、全3タイプが揃い踏みとなった。
ヨットマスター基本スペック
タイプ | スポーツモデル/レディースモデル/ボーイズモデル |
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ムーブメント | 自動巻き |
防水 | 100m防水 |
ケース経 | 40mm |
素材 | ステンレススチール/イエローゴールド・イエローゴールド・ステンレススチール/プラチナ |
ダイヤル | 金・青・灰・白・黒シェル・銀 |
ブレスタイプ | オイスターブレス |
風防 | サファイヤクリスタルガラス |
振動数 | 28800振動 |
価格帯 | \1,164,900~\4,884,000(2019年12月時点) |
現行モデル
ヨットマスター Ref.116622
モデル | Ref.116622 |
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ダイヤル | 銀 |
ケース素材 | ステンレス+プラチナ(ロレジウム) |
ブレス素材 | ステンレススチール |
ベゼル | 回転ベゼル |
ケース径 | 40mm |
ケース厚 | 12.5mm |
重量 | 155g |
製造期間 | 2012年~ |
定価 | ¥1,188,000 |
ヨットマスター Ref.16623
モデル | Ref.16623 |
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ダイヤル | 金・青・灰・白 |
ケース素材 | ステンレス/イエローゴールド |
ブレス素材 | ステンレス/イエローゴールド |
ベゼル | 回転ベゼル |
ケース径 | 40mm |
ケース厚 | 12.5mm |
重量 | 145g |
製造期間 | 2004年~ |
定価 | ¥1,220,400 |
ヨットマスター Ref.116622
モデル | Ref.169622 |
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ダイヤル | プラチナ |
ケース素材 | ステンレス+プラチナ(ロレジウム) |
ブレス素材 | ステンレススチール |
ベゼル | 回転ベゼル |
ケース径 | 29mm |
ケース厚 | 11mm |
重量 | 80g |
製造期間 | 1999年~ |
定価 | ¥788,400 |
ヨットマスター Ref.169623
モデル | Ref.169623 |
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ダイヤル | 白 |
ケース素材 | ステンレス/イエローゴールド |
ブレス素材 | ステンレス/イエローゴールド |
ベゼル | 回転ベゼル |
ケース径 | 29mm |
ケース厚 | 11mm |
重量 | 75g |
製造期間 | 1999年~ |
定価 | ¥842,400 |