どうせ売るなら高く売りたい!買取査定価格を決める10のポイント

How do buyers price your rolex?

買取ってもらいたいと思った時、それが何円になるかは非常に気になるところ。買取相場はモデルの人気や店の在庫数によって変動するが、その相場と自分のロレックスが、いくらぐらいの差になるのかは簡単にはわからない。

そこで買取価格の査定ポイントをまとめているので、このポイントに沿って自分のロレックスの大まかな状態を把握してみよう。

買取査定価格を決める10のポイント

査定ポイントを知ればだいたいの買取価格がわかってくる

査定価格で最も重要なのは相場だ。相場はモデルの人気や店の在庫数によって変動するので個人がどうこうできるものではない。

そして次に重要なのがロレックスの状態だ。付属品はその次である。時計の状態がよければ査定のベースとなる相場価格に近い金額を出してもらうこともできる

他にも、オーバーホールや修理などの大幅なメンテナンスが必要であれば相場価格からマイナスされる。

やはり売却時には高い買取価格を提示してほしいもの。そこで、査定時には何を基準に価格を決めているかを10のポイントに分けて説明する。

査定価格を決める10のポイント

査定価格を決める10のポイント

1.アームのエッジ

長く使っていていると時計は少しずつアームのエッジがなくなってきて角が丸くなっていく。

角が丸くなっているとマイナス査定になる。時計が本来持っているシャープなラインをキープしているかがポイントだ。

2.ダイヤルの焼け・ヒビ

タイヤルは時計の中でも一番目立つ部分だけに重要なチェックポイント。紫外線に当たることで「焼け」と呼ばれる色あせが発生していく。

他にも夜光塗料の退色もマイナスだが、最も重要なのは表面の加工や塗装がヒビ割れていないかどうかだ。

普段触ることのできない場所なのでどうしようもない部分だが、通常保管時に例えば太陽の当たる窓際などの劣悪な場所に置いておくと劣化が早まりやすい。

3.リューズの手応え

腕時計のパーツの中で頻繁に操作されているのがこの部分。きちんと操作できるかに加え、ぐらつきの状態や手応えが本来の製品に近いかどうかも査定に入る。

4.プッシュボタンの動作

クロノグラフ機能の要となる操作ボタン。操作ができるかどうかはもちろん、押した時に引っかかりなどがないかもチェックされる。

日々の手入れが悪いとこのプッシュボタンが錆びている場合があるので、日々のメンテナンス時にはこの部分の拭き掃除も忘れないようにしたい。

5.風防のエッジ

風防には硬度の高い素材が使われているとはいえ、やはり傷つきやすい部分。凹みやカケなどがあるとマイナスポイント。カドにキズがないかどうかは爪でなぞってチェックする。

6.年式、精度

年式はリファレンスナンバーで確認。市場に出回っていない年式のものであれば、よい査定額になることも

精度は専用の機械で計測し、ムーブの調子を診断する。精度は時計のムーブメントに直結するもので、精度が悪すぎる場合は買取価格が大きく落ちる場合も

7.ブレスの消耗度

スポーツモデルのほとんどがステンレスブレスで、革のブレスに比べて水で濡れて劣化したり、穴が広がったりすることは少ないが、それでも日々使っていると少しずつ消耗している。

ブレス同士の隙間が広がってくると、横に寝かせても立たなくなってしまう。立たないとマイナスポイントに

8.ベゼルのまわり具合

回転ベゼルを装備したモデルなら、隙間にホコリや砂が入りやすく、動きが鈍くなるのでスムーズに回転できるかを確認される。

回転ベゼルが途中で引っかかってしまう場合、完全に動かないわけではないが、査定はマイナスになる。

9.傷

全体的なキズの状態ブレスレットからケース全体にわたって、大きなキズの有無をチェックされる。傷は深さによって3ランクに分けられる。軽度なら問題ないが、重度の傷は買取不可の場合も

手入れが行き届いているものは小キズや汚れも少なくプラス査定になる。逆に、錆などは出ていないが、時計全体に小キズが見られるので仕上げ直しの必要がある。その分減点になる。

軽度

使っていれば自然についてしまう傷。ごく浅いものは時計本体の査定には影響がない。磨けば綺麗になるが、エッジを丸めてしまう可能性もある。売却時には無理に傷を削ろうとせず、プロに任せたほうがいい

中度

硬いものにぶつけた時などにできるキズ。場所によっては目立ってしまう。傷が深いとプロでも元通りとは行かず、査定に響いてしまう。

重度

ごっそりと表面が削られていたり、凹んでいたりするキズはこのランク。時計表面のモールド(ベゼルの数字の彫りの深さ)よりも深い傷となると買取額は大幅にダウン

また、凹みも致命的だ。このランクのキズは買取不可の可能性もある。

10.オーバーホールされているか

長い間オーバーホールされていないものはマイナス査定に。3年程度に1回はオーバーホールに出すというのが機械式時計の基本。当然その代金はマイナスに。

ただし、査定に出すからといって別途オーバーホールに出す必要はない。その分だけ余計に費用がかかる。

逆に、そのうち買取に出すがしばらくは使い続けたいという場合はオーバーホール必須。定期的なオーバーホールは絶対に必要であるし、その費用も売却時に相殺される形になるのでやっておこう

参考リンク オーバーホール

おまけ:重視されない項目

裏蓋シール

もともと使うときには剥がすもの。張ったまま使っていて汚くなっていれば全く意味が無い。

逆に、シールを貼りっぱなしにしておくと水や汗がシール内に浸透し、錆の原因になることも。よって、裏蓋シールは購入後すぐにはがしておくことをおすすめする。

結論:日々のメンテナンスをしっかりと行うことで売却時に高い買取金額を出すことができる

機械式時計は普段のメンテナンスが大事。

ロレックスをいい状態に保つためにも毎日時計を外したら拭き取る習慣を付けておくといい。そうすることで、買取ってもらう時にも高い査定金額を出してもらえる。

また、定期的なオーバーホールも必要。すぐに手放すのでなければオーバーホールは行っておいたほうが絶対にいい。詳しくは「オーバーホールと修理」を参照のこと。

参考リンク オーバーホールと修理

まとめ

査定価格のほとんどはロレックス本体の状態によるもの。上記のようなポイントを主として査定されるので、自分のロレックスの状態を知っておくとどれぐらいの査定が出るかが予想しやすいだろう。

また、ここに記載したもの以外での査定額向上のポイントは「高い買取価格を引き出すコツ」で紹介しているので、参考にしてほしい。

参考リンク 高い買取価格を引き出すコツ

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